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ジョセフ・ピラティス / Joseph Pilates

ピラティス創始者、ジョセフ・ピラティス

ジョセフ・ピラティス(1883-1967)は、ドイツ出身のフィジカルトレーナー。幼少時は病弱で、リウマチ熱、くる病、骨軟化症、喘息に悩まされ、これらの病気を克服するため様々なトレーニングに励み、健康的な身体を手に入れました。

第一次世界大戦の負傷兵のためにエクササイズ器具を開発

寝たきりの負傷兵向けに病院のベッドを改造したエクササイズ器具を開発、リハビリ指導を始めました。これらの経験がピラティスメソッドの基盤となり、姿勢改善やコア強化を含む全身調和を促すトレーニング法を確立。自身のメソッドを「コントロロジー」と名付けました。

妻クララ、そして弟子から弟子へと伝承

ジョセフ・ピラティス亡き後、妻のクララが伝承と普及に尽力し、新たな世代の多くの弟子が後継者となりました。ジョセフ・ピラティスから始まり、今や世界で約1700万人が実践する「ピラティス」は、現在も発展を続けています。

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📔プレピラティスで使う用語たち

アウェアネス

自己の身体に意識を向け、起こっていることに気づく力。アウェアネスはピラティスの基本であり、正確な動作と効果的なトレーニングに不可欠です。

インプリント

重力によって身体がマットに沈み込み、その形がプリントされる状態。重力を利用することで、関節が解放されて力まずに動くことができます。

横隔膜(おうかくまく)

肋骨の下に位置し、胸腔と腹腔を仕切るドーム状の膜様の筋肉。呼吸で使われる筋肉であり、腹式呼吸時に大きく上下し、骨盤底筋と連動します。

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横隔膜呼吸 (おうかくまくこきゅう)

横隔膜の動きが優位となる呼吸法(呼吸のエクササイズ)。別名、腹式呼吸とも呼ばれ、お腹が前に膨らんだり凹んだりする動きが生じます。この呼吸法はリラックス、痛みの軽減、腹横筋の活性化、発声の向上に効果があります。

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片肺呼吸(かたはいこきゅう)

片側の肺に焦点を当てる呼吸法。身体を横へ動かす可動域を高めたり、身体の左右差に対する気づきを高める効果があります。

胸骨呼吸(きょうこつこきゅう)